介護医療院

介護医療院は、住まいと生活を医療が支える新たなモデルとして、平成30年4月に創設された介護保険施設です。

当院は令和2年4月1日に介護療養型医療施設(90床)より転換し、「日常的な医学管理」や「看取り・ターミナルケア」等の医療機能と、「生活施設」の機能を兼ね備えた施設として再スタートいたしました。

当院では、長期の療養を必要とされる要介護認定を受けた方に対して、経管栄養や喀痰吸引など「長期療養のための医療」と、介護ニーズに添った「日常生活上の支援」を一体的に提供させていただきます。

当院のスタッフは、多職種連携のもと日々研鑽を重ね、入所者様やご家族の皆様が安心できるよう、思いやりの心をもってサービスを提供いたします。

併設の苫小牧澄川病院、老人保健施設 苫小牧健樹園、指定居宅介護支援事業所 介護相談センターすみかわ、グループホーム CoCoすみかわとともに、介護保険制度の理念である、利用者の尊厳の保持と自立を支援し、地域に開かれた施設として地域の医療・介護に貢献すべく努力して参ります。

苫小牧澄川病院介護医療院について

介護医療院にはⅠ型、Ⅱ型の2つの形態があります。
Ⅰ型は比較的重度の要介護者に対して医療ケアを提供する介護療養病床に相当し、Ⅱ型は家庭復帰をリハビリ等でサポートする介護老人保健施設に相当します。

当施設は、Ⅰ型介護医療院サービスを提供し、これまで通り、原則要介護4~5の喀痰 吸引や経管栄養、インスリン注射等医療的な対応を要する方や、重篤な身体疾患を有する 方及び身体合併症を有する認知症高齢者の方等をお受入れします。

  • 食堂

  • ホール

介護医療院に関わるQ&A

Q病院(介護療養病床)とはどう違うのでしょうか?
A介護療養病床は病状的に安定期に入りつつも、医療的管理下での長期にわたる療養を必要とする方を受け入れる、あくまでも「医療機関」という位置づけです。
一方介護医療院は病院ではなく、長期療養のための医療と日常生活上の支援を提供する「生活施設」という位置づけですが、医師や看護師等の配置が義務付けられており、介護療養病床と大きく変わりはなく医療を提供することができます
Qどのようなサービスが受けられるのですか?
A日常生活に必要な医療処置や看護、介護、リハビリテーション等を提供し、入所者の方の能力に応じ自立した日常生活を営むことを支援します。
Qどのような人が利用できるのでしようか?
A要介護1~5の方であって、病院に入院するほどではないものの、例えば喀痰吸引や経管栄養等の日常的・継続的な医学管理等の理由により、在宅や他の介護保険施設等で支えることが難しい方などが対象です。
Q最後まで入所できるのでしょうか?
A看取りやタ-ミナルの対応も介護医療院の機能の一つとなっています。
Q利用料金はどのようになっていますか?
A入所者の要介護度と施設のサービス内容により、介護報酬上の単位が定められています。また、居住費・食費については、施設との契約となります(低所得者の方は負担軽減の対象となります)。

利用料

①施設利用料【Ⅰ型介護医療院サービス費Ⅰ-ⅱ】※1日あたりの自己負担分です

要介護度 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
負担割合 1割 825円 934円 1171円 1271円 1362円
2割 1650円 1868円 2342円 2542円 2724円
3割 2475円 2802円 3513円 3813円 4086円

施設利用料の他に、下記の加算がかかります。(※1割負担額で記載)

種 類 料 金 備 考
感染対策指導管理 6円/日 感染対策を常時講じた場合
褥瘡対策指導管理(Ⅰ)
        (Ⅱ)
6円/日
10円/日
褥瘡対策を実施した場合
褥瘡発生のリスクがある入所者について褥瘡の発生がない場合
夜間勤務等看護加算Ⅲ 14円/日 夜勤を行う看護職員または介護職員が15:1以上
且つ、看護職員を1名以上配置している場合
サービス提供体制強化加算Ⅰ 22円/日 介護職員に占める介護福祉士の割合が80%以上、勤続10年以上の
介護福祉士の割合が35%以上のどちらかの場合
安全対策体制加算 20円/初日 外部の研修を受けた担当者が配置され、組織的に安全対策を実施する体制が整備されている場合
介護職員処遇改善加算Ⅰ 2.6% 介護職員の処遇改善に取り組んでいる場合
介護職員等特定処遇改善
加算Ⅰ
1.5% 技能、経験のある介護福祉士等の処遇改善に更に取り組んでいる場合
科学的介護推進体制加算 40円/月 日常生活動作値等基本情報を厚生労働省へ提出
サービス提供にあたって必要な情報を活用し、疾病の状況・服薬情報等も提出している場合

上記以外にも厚生労働大臣が定める基準により、リハビリテーションや口腔衛生関係等の料金が加算される場合があります。

②食費・居住費(1日あたりの料金)

利用者負担段階 食費 居住費
第1段階
・老齢福祉年金受給者で世帯全員が市区町村民税非課税の方
・生活保護を受給されている方
300円 0円
第2段階
世帯全員が市区町村民税非課税の方で、課税年金収入額と合計所得金額が80万円以下の方
390円 430円
第3段階
世帯全員が市区町村民税非課税の方で、第2段階に該当しない方
①  650円
②1,360円
430円
第4段階
・市区町村民税課税
・市区町村民税非課税で規程の金額を越えた資産がある方
1,445円
(朝380円)
(昼550円)
(夕515円)
437円

③日用品費  1日 セット利用の場合470~510円

④その他の料金

  • テレビ代(レンタル) 1日 138円
  • 理美容代 カット顔そり1,900~2,200円
  • 文書料  550円~ 
  • その他  必要に応じ実費

サービスにおいて提供される便宜のうち日常生活においても通常必要となるものに係る費用であって、その入所者が負担することが適当と認められる費用

tel:0144-67-3111

アクセスマップ

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